雪像制作には北海道に駐屯する陸上自衛隊の協力が大きく寄与しており、1955年、第6回の参加から積み上げた技術やノウハウは、祭りの目玉である豪華なメインモニュメント構築には欠かせないものでした。
ちなみに自衛隊の雪像制作作業には「夜戦築城訓練」との名目があるとされています。こうして雪まつりと自衛隊のタッグは長く親しまれ、その存在感を印象づけていましたが、2001年のテロ対策特別措置法の施行後は、協力体制が大幅に縮小され、1965年から駐屯地を開放して多くの来場者に親しまれてきた真駒内会場は、2005年、第56回をもって廃止されました。
さっぽろ雪まつりの集客数や知名度が増えていく過程で、主催・後援も大幅に増え、教育委員会、商工会議所、道内の新聞社、放送局と道内挙げてのバックアップ体制へと変遷してゆきました。 約60年前、6基の雪像ではじまった雪まつりは、2011年には252基もの雪氷像を飾る大きな祭りとなりました。はじまりの「札幌を盛り上げたい」という有志の小さな思いは、札幌に降る雪のように毎年着実に積もって、大きな大きな形と結実したのです。
さっぽろ雪まつりの60数年の歴史の中では、雪まつりの集客力にあやかった、新たな祭りも誕生していきました。11月下旬から2月中旬にかけて大通公園をライトアップする「さっぽろホワイトイルミネーション」は1981年(昭和56年)に始まりました。晩秋から初冬までの札幌の街を、色鮮やかに彩ります。
さっぽろホワイトイルミネーション http://white-illumination.jp/
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