北海道旅行へ行った時に偶然見ることができた「かもめ島」で2日間繰り広げられる海のお祭りについて紹介してみようと思います。
「かもめ島」とは北海道の函館市江差町の檜山道立自然公園の中にある町の象徴とも言える島で、南北に細長く伸びている形がかもめの羽ばたく姿のようなので「かもめ島」と親しまれているんだとか・・・。なんかいいですよね。^^
さて本題のお祭の紹介に入りますね!このお祭りは、2日間あるということで様々な催しが行われています。
その中でも私が最も驚かされたのは1日目に行なわれる、日本海に顔を出した「瓶子岩」(ヘイシイワ)は根元は細い突起状の大きな岩なのに、何人もの鉢巻&ふんどし姿でお払いを受け身を清めた漁師の男の人が連なって登って大きなしめ縄を巻くという催しでした。
見ているだけで岩が崩れないか!?人が落ちないか!?本当に怖くなります。
まず昨年の古いしめ縄を蹴り落としてから、今年出来上がったばかりの500キロはあろうかという巨大しめ縄をかつぎ上げ掛け替えるのです。
岩とは言え高さは10メートルもあり足元も悪く、人が登るだけでも大変なのにあんなに大きなしめ縄を引っ張り上げるのは流石地元の漁師の男ですね!そのしめ縄も当日に漁師の人たちが一致団結して 細い一本の縄とわらを束ねて作っていきます。
それをわらで包んでさらに太くし、これを全部で3本作ります。みんなで横一直線に並んで声を掛けながらすること約4時間。
どれだけ手に豆が出来るでしょうか…。
危険な事ではありますが、この町にとって海上安全、大漁を祈願には大切な年中行事なのです。
そのかたわらでは、江差沖揚げ音頭保存会による沖揚げ音頭が披露され、江差の町を支えた先人のニシン漁の様子を伝えていました。
また、町内“いにしえ街道”では初夏の空の下色鮮やかな浴衣を着た地元住民や近隣の企業の人たちの1000人近い踊り子たちが、かもめ島までの道のりを1時間かけて練り歩いていきます。見ているととても華やかな気分になり、道端で見ている観客や私も思わず一緒になって踊りに参加した位でした。
そして、2日目は海上で10人1チームでボートレース「全道北前船船競漕大会」が行なわれます。近隣から集まった各チーム様々なコスチュームを身につけ長さ8メートルの朱色の船にこぎ手とドラ打ち、かじ取りの計10人で乗り込み、往復180メートルのコースで速さを競い合います。
ガン!ガン!ガン!ガン! と銅鑼(ドラ)の音に合わせて一生懸命に息を合わせ漕ぎまくり、観客からは大きな歓声がかけられます。最初は揃っていたのに徐々にバラバラに行く様が見ていて悔しくなり、息を合わせて漕ぐ姿に心が躍ります。
かもめ島の特設会場では、出店がズラリとならび、なかでも新鮮な魚介類の炉端焼きコーナーが人気があってとても美味しく大人気でした。子供たちにはキャラクターショーやゲーム大会などがあります。
あまりメジャーではないお祭りですが、男らしい壮大な神事やや華やかなパレード、躍動感溢れるボートレースなどなど色んな感動をもらった素敵な時間でした。皆さんも江差町に行ってみませんか?!^^
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