● 箱館五稜郭祭
元治元年(1864年)に完成した日本最初の洋式城郭「五稜郭」は、明治2年(1869年)5月戊辰戦争の最後の舞台となり、新選組副長の土方歳三が没した場所でもあります。
「箱館五稜郭祭」は、戊辰戦争・箱館戦争の慰霊のため市民が始めた祭りで、昭和45年からスタートし、毎年5月下旬2日間にわたってに行われています。祭りは戦没者に花束を捧げる「碑前祭」から始まり、1日目は一般参加者が土方歳三を演じる「土方歳三コンテスト」が人気。全国から我こそはと集まった土方ファンが、自作の衣装を着て迫真の演技で土方最期の場面を熱演します。男女問わず演じられる土方に、140年の時を越えた人気を伺えます。
2日目は戊辰戦争当時の旧幕府軍・官軍に扮して行進する「維新行列・音楽パレード」が行われます。パレードは開港地らしく各国の儀杖隊から始まり、旧幕府脱走軍、明治新政府軍の順に行進。途中、で五稜郭の手前で各人の足が止まり、大砲を合図に両軍が対峙します。抜刀した将兵が互いに激しく斬り合い、土方も参戦して出撃。しかし最後、土方は史実通り銃弾に倒れます。大砲や銃声は空砲とはいえ、当時が蘇るような臨場感溢れるたち回りは観客を魅了します。その後パレードは、五稜郭で戊辰戦争終結の様子を再現した「開城セレモニー」で幕を閉じます。激動の時代の歴史絵巻を再現したこの祭り、一見の価値ありです。
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●松前さくらまつり
1606年(慶長11年)に開かれた松前城・藩屋敷を含む松前城公園は、約250種1万本以上の桜がある全国有数の花見スポットです。三大名木と呼ばれる推定樹齢300年以上の「血脈桜」、「夫婦桜」、「蝦夷霞桜」、松前でしか見ることができない品種などもあります。
夜は松前城と桜がライトアップされ、昼とはがらりと変わる厳かな空間となります。毎年5月1日~20日頃まで行われ、期間中は、松前神楽や松前祇園など郷土芸能も披露されます。本州で桜を見逃した方も、北海道旅行を兼ねて是非!
● 大沼・函館雪と氷の祭典
2月の第1土・日に大沼国定公園で開催されるイベントです。昭和39年に「函館・七飯(大沼)・松前・江差」が国際観光ルートとして指定された記念に、昭和40年より始まりました。厳寒の時期ですが、白銀の駒ヶ岳と青空の対比が美しい風景を魅せてくれます。雪の斜面を削ってつくられるジャンボ滑り台は毎年子ども達に大人気。
会場には有志作の雪像群やアイスカービング(氷像)が展示され、夜間はライトアップされ幻想的な空間となります。フリーマーケットや地元特産品の展示販売などもあり、大沼地方の魅力を打ち出した手作りのお祭りです。
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