北海道旅行を兼ねて行けるお祭りを調べると、道南のイベントが多く目を引きます。道南地方は人口も多く都会化されているため、大規模な祭りが多くなるのは必然なのでしょう。ここでは道東と、道央の祭りをご紹介したいと思います。

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●小樽雪あかりの路 平成26年2月7日(金)から2月16日(日)

「さっぽろ雪まつり」と並ぶ北海道三大祭りのひとつ。1999年(平成11年)より始まった、雪とろうそくの祭典です。小樽運河、廃墟線跡地をメイン会場にキャンドルで雪の街並みを照らす、小樽の冬の風物詩です。近年は毎年50万人前後の来場者を数える小樽のメインイベントに成長しました。イベントの名称は、松前町生まれの詩人伊藤整の詩集「雪明かりの路」に由来しています。開催時期は毎年2月上旬で、市民やボランティアが造った手作りキャンドルの灯火が、古い小樽の街並みを優しく幻想的に照らします。 昨今の、派手になってゆくライトアップイベントとは逆の方向性を歩むアナログなお祭りですが、かつての繁栄を過去に持つ「斜陽都市」と言われる街並みだからこそ出来る企画ともいえます。

http://otaru.yukiakarinomichi.org/

●旭川冬まつり

「さっぽろ雪まつり」「小樽雪あかり」と並ぶ北海道三大祭りです。毎年2月上旬に開かれ、雪像展示や巨大なすべり台の披露、「氷彫刻世界大会」が行われる冬ならではのイベントです。1960年(昭和35年)に第1回が開かれました。歌謡ショーやお笑いライブなどもあるので、家族連れを始め毎年国内外から約100万人が来場する、さっぽろ雪まつりに次ぐ大きなイベントとなっています。

この祭りの最大の特徴は、雪像の大きさ。さっぽろ雪まつりに注目が集まる状況を打破しようと、広い敷地の利を生かして巨大な雪像を造るようになったといいます。平成6年には「世界最大の雪の建築物」としてギネス公式記録を取得しています。夜になると、音楽をバックに雪像をレーザー光線で照らすショーが行われます。終盤には花火も打ちあがり、祭りの盛り上がりは最高潮となります。

http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/kankou/awf/

●ゆうばり国際ファンタスティック映画祭

古くは「炭鉱の町」として隆盛を誇った夕張。しかし炭鉱閉山後は、人口流出などの危機感から観光都市化など新産業の開拓を模索していました。1988年、当時の市長が東京国際映画祭プロデューサーと夕張での映画祭開催を確約。1990年に第1回が開かれるに至りました。公開前の話題作や、インディーズ・自主製作映画、若手作家の発表の場などとなっており、毎年2月中旬に行われていましたが、2006年に夕張市が財政破綻し、映画祭は休止となります。しかし映画ファンや有志が再開に奔走し、2008年に見事復活、現在に至っています。主要産業の終焉で斜陽となっていた町が文化事業で成功を納めるという稀有なケースで、ユニークな成り立ちの祭りといえるでしょう。

http://yubarifanta.com/index_pc.php